ネックレスなどアクセサリーによる金属アレルギーは以前から知られていますが、最近、歯科治療に使われる金属によるアレルギーの増加が問題になっています。口の中で金属イオンが遊離し長期にわたって体内に蓄積され、これが原因となって全身各所に症状が引き起こされます。 日本の標準治療で最も多く使用されるパラジウム合金はドイツでは使用禁止の勧告が出され、スウェーデンでは妊婦や小児には完全に使用禁止になっています。さらに欧米やオーストラリアなどでは使用されなくなっています。
メタルフリー治療とは金属を全く用いない治療法で、セラミックを用いたジルコニア冠やコンポジットレジンを用いたダイレクトボンディングなどの治療法の事です。部分床義歯では金属を使わないメタルフリーの義歯があります。